国々を動かす、あなたの力

「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送って下さるように祈りなさい。」マタイ9:37-38

中国のニ−さんの目は驚きで輝きました。こんなすばらしい救いの話は、今まで聞いたこともありませんでした。彼はイエス様を救い主として受け入れて、クリスチャンになる決心をしました。
二、三日たってから、ニ−さんは宣教師のハドソン・テ−ラ−に聞きました。「あなたがたの国では、いったいどのぐらい前からこのすばらしいニュ−スを知っていたのですか?」
「何百年も前からだよ。」とハドソンは恥ずかしく思いながら答えたのです。
「何百年?そんなに長い間イエスさまのことを知っていながら、私達に知らせるために、今ごろ人をよこすってことがありますか。私の父は、20年以上も真実を捜し求めて、ついに見つけられずに死んでしまいました。ああ、どうしてもっと早く宣教師たちが来てくれなかったのですか。」
そうです。こんなにすばらしい神様の愛を知っていながら、それを伝えようとしないこと、宣教に関心をもたないことってありえないのですね。
しかし...ごく普通の私、牧師でも何でもない私にとって、宣教との接点はどこにあるのでしょうか。どこから始めたらいいのか教えてください。
私の友人はサウジアラビアのために強い重荷が与えられました。どのようにして行けるかと私に相談しました。「おそらくこの重荷は自分が行くためではなく、祈るためではないんですか。」と返事しました。彼女がもう少し祈ってから、明確なビジョンが与えられたのです。「サウジアラビアのために祈る300人のとりなし手が起こされるように祈りなさい。」と主から示されました。そして今祈っている中で少しずつその祈り手が与えられています。国々を動かす、立派な祈りの働きです。
ある西洋の教会がこのダイアリ−にあるようなインドの未伝道の部族のために祈り始めました。しばらくしてから、インドの伝道団のリ−ダ−と話す機会が与えられたのです。その結 、彼が働き人を送って、遊牧生活をしているその部族を見つけて、そして、今彼らに福音を伝えています。西洋や日本から宣教師を送っても、とても住めない、摂氏50度を越える暑さの砂漠に暮らしている部族ですが、その教会は質素に生活できるインド人の宣教師をサポ−トしています。国々を動かす、立派なサポ−トです!
ある看護婦は私達が派遣した宣教チ−ムといっしょに、アフリカに行きました。辛いことが多かったけれど、その中で戦争や飢饉を通して苦しんできた子供に対する主の深いあわれみを感じました。彼女は、その国、モザンビ−クに戻って、子供のために奉仕していました。国々を動かす、すばらしいあわれみの奉仕です。
祈ること、サポ−トすること、そして、行ってみること...ごく普通の私達が宣教に関わる入口です。ニ−さんのお父さんのような人がこれ以上待つことがないように、とにかく、無関心であってはいけません。小さい私達でさえ、国々を動かす力があるからです。

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