とりなしの祈り

そこで、まず初めに、このことを勧めます。全ての人のために、又、王と全ての高い位置にある人のために、願い、祈り、とりなし、感謝が捧げられるようにしなさい。
テモテ2:1
とりなしの祈りとは何でしょう。とりなしとは、聖霊によって導かれ、かき起こされた、他の人への祈りの事です。とりなしの祈りをする人は、御言葉が言っているように、「わたしの前で...破れ口を修理する」(エゼキエル22:30)仲介人となるのです。

効果的なとりなしの祈りの原則
  1. 神が神であるゆえに、また、主イエスがなされたのと同じ素晴らしい奉仕(ヘブル7:25)に携われる特権故に、神を誉め称えましょう。祈りを通して人々の人生の中で神と協力できる特権ゆえに、神を誉め称えましょう。
  2. 告白していない罪の有無を聖霊に示していただく時間を持つ事によって、あなたの心が神の前に潔白な事を確認しましょう(詩篇66:18;詩篇139:23-24)。
  3. 聖霊の導きと力なしでは祈る事ができない事を認めましょう(ロ-マ8:26)。聖霊があなたを完全に支配するように神に求め、神がそうなさってくださると信仰によって受け入れ、神に感謝しましょう(エペソ5:18)。
  4. 主イエス・キリストの全能の御名によって、そして「御霊の剣」-すなわち神の言葉-を用いて敵に積極的に立ち向かいましょう(ヤコブ4:7)。
  5. 祈るべきだと感じている事について、自分勝手な想像や欲望、重荷を無くしましょう(筬言3:5-6;28:26;イザヤ書55:8)。
  6. 今、信仰をもって、あなたがこれから迎える素晴らしい祈りのために神を誉め称えましょう。神は素晴らしい方で、その性質に一致した事をなさるでしょう。
  7. 静かな期待をもって、御前で待ち望み、神が示される導きに耳を傾けましょう(詩篇62:5;ミカ書7:7;詩篇81:11-13)。
  8. 従順と信仰により、神があなたの心に与える事を信じながら口に出しましょう(ヨハネ10:27)。御心を期待しながら、導きを求め続けましょう。神は与えて下さいます(詩篇32:8)。この重荷について神が語りたい事を全て言い尽くす時間を捧げるまで、次の問題に移らないように注意しましょう。特にグル-プで祈っている時は、この点に注意しましょう。モ-セやダニエル、パウロ、ハンナの人生を見て、神はとりなしを生き方としている人々に啓示を与えられる方だと知って、励まされましょう。
  9. 神があなたに聖書から導きや確証を与えたいと思われる時の為に、聖書を側に置いておきましょう(詩篇119:105)。
  10. 神があなたの心に祈りの課題を示されるのを終えた時、ロ-マ人への手紙11:36の「というのは、すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。ア-メン。」の箇所を思い起こしながら、神のなさった事に対する、賛美と感謝によって、締めくくりましょう。

注意: 神は高慢に対する人間の心の弱さをご存じです。神がとりなしの間に私達に示してくださった事や、してくださった事を安易に他人に話す事を、必ずしも望んでおられません。神は秘密を守れる人にだけご自身の秘密を分かち合います。他人と明確に分かち合うようにと神が私達を促す時もあるかもしれません。でもそういう事がない限り、私達は沈黙を守るべきです。

ジョイ・ドーソン著

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